心療内科と精神科と

今日、大学の心理学の先生で、かつうつ状態のかたのカウンセリングなどもおこなっているかたのお話を聞きました。
 
うつの症状というのがどれくらいつらいものか、というお話といっしょに
彼らが受診している病院のお話も少ししていただきました。
 
いつ頃からか私もわからないけれど
心療内科」は本当に増えていると思います。
気軽に受診する、というのもおかしいかな。
私の前の職場でも、心療内科を受診している人は何人もいたし、
抑うつ状態という診断書を提出されたこともありました。
 
正直、今の社会では誰でも多少のストレスは抱えているだろうし、
その程度の診断は誰にでもなされるのではないかとも思いましたが。
 
まあそれは別として。
今日の先生は、心療内科の医師のレベルはとても差が大きいという話をされていました。
本当にしっかりした技術や知識を持ち合わせている医師と
そうでない医師との差がありすぎるというのです。
 
その点精神科は(もちろん絶対ではないけれど)心療内科ほどのめちゃくちゃな違いはなく
一定の質が保たれているということでした。
 
なんとなく、心療内科が軽い症状の人の行くところ
精神科は重い人の行くところ
と思っていたけれど、実際はそうではないそう。
 
本当は精神科に行くべき人なのに心療内科に行っている人がたくさんいる
という話もなさっていました。
 
精神科というとなんとなく行きにくいし、外聞も悪い気がするのだけれど
そういう偏見が、正しい治療を受ける弊害になっているのだとしたら
それこそ問題だなあ、と思ったことでした。