まあそうだろうな、とは思う。
私は原子力発電には反対だけれど。
私が原発に反対なのはこの事故のためではなく(もちろんそれもあるけど)
核廃棄物の処理方法が決まっていないから。
というより、核のゴミを安全に処理する方法なんて存在しないと思うから。
原発に反対する人たちにとっては
今こそ原発社会から脱却できる機会のはず。
今止められなければいつ止められる。
そう思っている。
その機会が事故が起こったことで訪れたということは悲しいけれど。
一応原発に少しばかり反対の立場としてこれまできていたので
原発についての本はちょっとは読んできた上でのことなのだけれど、
これまで確かに、事故は絶対に起きないと、推進の立場の人は言ってきた。
でも起きたよ。
核を平和利用するなんて思い上がりだと思う。
それにしても。
原発に反対する人に、じゃあ電気のない不便な生活に戻れるのか、と言う。
自衛隊に反対する人に、じゃあ他国に攻められても何もしないのか、と言う。
死刑に反対する人に、じゃあ自分の家族が殺されても平気なのか、と言う。
なんだかずっとかみ合わない。
原発のない社会
自衛隊のない社会
死刑のない社会
それを生み出すための歩み寄りは、絶対にできないのだろう。
私は原発には反対です。