趣味と仕事。

月曜日のお話。
 
中学時代の同級生と、おそらく20年ぶりくらいに長電話。
数日前に私の母が彼女の母親と会って、私が地元に帰ってきているという話をした、
と聞いていたけれど、まさか電話がかかってくるとは!
 
お互い独身で、もちろん子どももいない者同士だからこんなふうに話せるのかもね―。
 
自営業を手伝っている彼女だけれど、ものすごい多趣味ぶりにびっくり。
月に1~2度は乗馬のために遠く県外に出かけているというし、
週に1度英会話の個人レッスンを受けに行っているというし、
海外旅行も大好きで次はデンマークに行きたいと言っているし。
 
私、飛行機に乗ることさえもう10年以上ご無沙汰だなあ。
 
昔から「趣味は何?」と聞かれると困ってしまう私。
だって、趣味って・・・ないよ、別に。
本を読んだり、図書館でボーっとしてたりすることは好きだけどさ。
 
いいなあ~・・・活動的な趣味がある人は・・・。
休みの日はほんとに休んでるよ・・・
なんて自分のふがいなさに情けなくなったりも。
 
単純に、彼女のように自分の好きなことがあって
それをぱっぱとやっている人ってほんとにすごいと思うし、かっこいいわあ。
私みたいなだらりん人間には羨望の眼差しの先にいる人、というんでしょうか。
 
で、彼女と長電話をしたあと、NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見たのでした。
今回は駅弁販売の営業所長さんのお話。
44歳でパートに出て、そこから今の立場にまでなった女性です。
かなり有名な人らしい。
 
そして単純な私はまたその番組で、
「やっぱり仕事はいい!」
と思ったのでした。
 
海外旅行よりも英会話よりも乗馬よりも、
私は日々打ち込める仕事がある人生のほうがいい。
今の私の仕事に対するスタンスはまだまだ中途半端だけれど、
むくむくと仕事したい熱が湧き上がってきました。
できれば接客の仕事をもう一度やりたいなあ・・・などとも。
 
仕事が趣味って、ともすればつまらない生活のようにも聞こえるけれど
そう言いきれる毎日を送れるとしたら、それってむちゃくちゃ幸せなことだよなあ。