合唱コンクール

日曜日。近くのホールで県の合唱コンクールがあるというので行ってきました。
 
高校だけかと思っていたら、中学の部、高校の部、大学の部、一般の部、とあるんだ。
参加団体はあまり多くなかったし、そもそも合唱部なんてどこの学校も弱小部だろうと思っていたけれど、
なんのなんの。
かなりの数の部員を抱え、立派な演奏を披露している学校も結構あって
それを指導してみえる先生はすごいなあと思ったほど。
 
それに合唱って大人になってからもずっと続けられるというのがいいなあ。
学校を出ると、仲間と団結して競技するようなものってなかなかないけど
合唱をしている人はその楽しみをずっと続けていることになるんだなあ。
 
それとは別に、今日はもうひとつ嬉しいことが。
観客席に、中学2年3年次の担任だった先生を発見!
びっくり~。ぜんぜんかわってみえなくて思わず声を掛けましたよ。
何十年ぶり?
 
その先生は当時新任でみえたのだけれど、
私はその先生に救われたんだよなー。
 
誰にも言っていなかったけど、
中学1年のときはとにかく学校が嫌で仕方なかった。
私は部活が苦手だったし、だから辞めたし、
でも中学で部活を辞めるというのはものずごく肩身が狭かったし。
 
担任の先生も好きじゃなかった。
生徒指導に熱心な先生だったのだろうけれど、少なくとも私はその先生に優しさや思いやりは感じなかった。
生徒を下に見ているのがありあり、って感じだったから。
 
もちろんその先生を好きな生徒もいたし、
「不良の気持ちもわかってくれるしなあ」なんて言っている子もいたけど
私はそもそもその「自称不良」の子が好きじゃなかったよ。
 
2年になってやってきた新しい担任の先生は
普通におだやかな先生だった。
何よりその先生が、上から抑えるタイプの先生ではなくて
とりあえず生徒である私に自由に話をさせてくれるような人だったから。
その先生が担任になってくれて、私は救われたよ。
大好きな先生ではなかったけれど
嫌じゃない先生ってありがたい。
 
いい先生って、生徒のためにどれだけ自己犠牲を払えるかってところで差がついてくると思っていたけど
その自己犠牲が必ずしも生徒のためになるとも限らないんだろうなあ。
その生徒にとってのいい先生って、つまるところ「相性」なんだと思う。
 
何十年ぶりかで会ったその先生に、
1年のときものすごく学校が嫌いで、先生に救われたって話をしたら、
すごく驚かれた。
学校が嫌いなんてそんなのぜんぜん知らなかったって。
 
そりゃそうでしょう。
学校が嫌でも、登校を拒否できるほどの度胸もなかったしね。
 
ともかく。
合唱コンクール、ありがとう~!