私の住む町にも、技能実習生の外国人が何人も暮らしている。この町には、インドネシアからの実習生が多いと思う。
何かと問題が指摘されているこの制度。
低賃金で外国人を酷使、使い捨てにしているとの批判も耳にしてきた。
けれど、それを知った上で見ても衝撃を受けた。
これは貧困ビジネスだと、この制度に関わり、自らもそこから利益を得ている日本人が匿名で話していた。貧乏人からお金を巻き上げていると。
この制度が国際貢献などというものではないことは誰でも知っている。
そんなものは建前で、実習生自身もお金を稼ぎたいという一心で、年収の3倍以上の借金をして日本に来るのだ。
巨大なビジネスになってい、これで儲けている人がたくさんいるから、この制度はなくならない。
多くの違反事例が出ている繊維業界。
私自身、日本製にこだわって製品を選ぶことが多いけれど、日本製の商品を作っているのは日本人ではないのだと思い知らされた。
監理団体にしてみれば、現実に日本に来たがる実習生がたくさんいて、
裏金を用意してまで受け入れを求めてくる送り出し機関があって、しかも実習生がいなくては成り立たない日本企業がある以上、それでいいじゃないかということなのだろう。
むなしくも悲しくもなりながら、これは人身売買以外の何ものでもないと思った。涙が出た。