中国出身の楊逸さん。
日本語を母語としない人が初めて芥川賞を獲ったと話題になったのは、もう何年前だか。
図書館でたまたま見掛けて、初めて彼女の作品を読んでみました。
この文章を、本当に日本語を母語としない人が書いたのか。
どうやったら、ここまでに外国語を修得できるのか。
英語を勉強していても、
多少の文章は読んで理解できるようになったとしても、
英語を母語とする人が違和感を持たない文章を書けるようになる自分はまったく想像できない。
おそらく、もともと頭の良い人がものすごく努力をされたのだと思う。
お話そのものは、特別ドラマチックなわけでもなく、大きな感動があるわけではないけれど、
ココちゃんがかわいらしくて、出てくる人たちもなんだかやわらかい感じで、読みやすかった。
ただ、ココちゃんはお姉さん一家のおうちに居候していて、それってもしかしたら中国の人には特別のことではないのかもしれないけど、
日本人のお義兄さんにはちょっときつかったんじゃないかなぁと想像。
ココちゃん、お姉さん家族とディズニーランドに行ったのかな?
店長なんて、待ちぼうけ食らわせちゃえ!