爪のお手入れ

ネイルサロン、というところに行ってまいりました。
普段は爪切りでパチンパチンと爪を切る以外のことはしておりません。
一度ネイルケアなるものを、プロにしてもらうのもいいかなぁ~と思い、
職場から歩いていけるところに手頃な値段のサロンを見つけました。

で、こんな感じです。

ビフォー
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アフター
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ビフォー
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アフター
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なんか…写真で見るとよくわかりませんね…。
でも指でさわると、爪の表面がすべすべ~としていて気持ちよいです。

ネイリストさんは、1時間20分くらいかけてお手入れしてくださいました。あまりにみすぼらしい爪で、びっくりさせてしまったかしら。
初回1800円。お安いのではないかと思います。

ストナ アイビージェルEX

これ、効きました~!

おととい
ん?のど痛い?まずいぞ…
→プロポリスのサプリを飲み、プロポリススプレーをし、仕事帰りに漢方薬の銀ぎょう散と龍角散ダイレクトトローチを購入。
銀ぎょう散飲み始める

昨日
のど痛いぞ~
→プロポリススプレーとのどスプレーを何度も。トローチもなめすぎくらいなめる。
銀ぎょう散を飲む。
夜になるにつれ、熱っぽい?関節にもきたかも…。
銀ぎょう散をあきらめて、他の風邪薬を買いに仕事帰りにドラッグストアへ。

そして買ったのがこれです。
ストナ アイビージェルEX

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ベンザブロックとか、ルルとか、迷ったけれど、浅田真央ちゃんがCMしてるし、液体カプセルって効きそうだし、価格的にも良いかなと。

家に帰って熱を測ったら38℃を超えててびっくり。朝は36℃台だったのに~。

食欲はすごくあるのでとにかく食べて。
1に睡眠2にストナ。
とにかく薬飲んで寝よう。

布団に入るときにはのどの痛みと熱で、やばいぞ~って感じだったのだけれど、
その2時間後に目を覚ましたときにはすごく楽になってました!

で、フィギュアスケートの世界選手権女子ショートプログラム紀平梨花ちゃんの演技を観ることができて、それからまた布団に。

そして今朝。
熱は平熱に下がっていて、のどの痛みも引き、無事に出勤できました。
ありがとう、ストナ!

小山義治「穂高を愛して二十年」

山に登って写真を撮ることをライフワークにしているかたに、ナイロンザイル事件というものを教えてもらいました。
その事件のきっかけとなる死亡した大学生が三重大学の学生であったことや、その実兄がナイロンザイルの問題点を突き止めたことなどを話してくれて、
標高のものすごーく高いところにある山小屋って、いったいどうやってつくったんだろう…という私に、この本を貸してくださいました。

私は登山をしたことがないし、
そもそも登山中の事故で亡くなった人のニュースを見聞きするたびに、どうしてそんな危険をおかして山に登る人がいるんだろ?と思っていた口なので、
この本に出てくる山を愛する人々はとても新鮮でした。

特に私は、最初のほうの戦時中の話が興味深かったです。
慕っていた先生が「アカ」として突然捕まったり、徴兵を逃れられて故郷を離れて山に向かったり。

戦地で戦闘や飢餓に苦しむ兵士や、空襲で家族を失ったり、自らも焼け出されてしまうお話は聞いたり読んだりしたことがあったけど、
若い男性が徴兵されることなく乗鞍岳に移住するというお話は、作り話かと思ってしまうほどです。

この本は、そういう戦中から戦後にかけて、そして小山さんが山小屋を建てることを決意して、人力だけでもって建ててしまう、そこがとにかくすごいのです。
山小屋ができてからの、後半の登山のいろんな話はそれはそれでよいのだけれど、なんといっても前半ですね。
今の時代でもあそこに山小屋を建てるなんて、ものすごーく大変なことだと思うから。

この本の解説を書いているのが、ナイロンザイルの問題点を突き止めた石岡繁雄さんでした。
この解説もとても良かったです。

私は山に登らないけれど、山に登る人が途絶えないといいなと思います。

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映画「太陽は動かない」

ドラマも原作も知らないです。
何の前知識もなく観に行きました。

平日の朝、観客は私を入れて6人でした。

で、この映画。
あり得ない話ですよね?
いくらなんでもあり得ないですよね?
24時間以内に連絡入れないと爆殺って…。

最初に出てきた山下さん。
確かに、たとえアクセスできたとしても追っ手に殺されてたかもしれないですよ?
でもさー。
優秀で貴重な配下のスパイを、アクセスないからって無条件に爆殺しちゃうのはないでしょう…。
単純にもったいないよ。
そもそも、スマホ使ってパスワード入力すればOKという連絡に何の意味が?
そんなのいくらでも裏切れるし、本人でなくても操作できるじゃん。
まぁこの爆破装置がこのお話のポイントなんだろうけど、もうほんとにあり得ないってー。
最終的には本人の意思で埋めこみを了承するって、そんなの了承するのおかしいよ。
あんな難しい任務を与えといて、24時間ごとの定期連絡なんて、できないこともあるでしょうし。あの設定がなければもっと入り込めたかもしれないのに…。
あり得ないでしょ~って何度も思ったけど、藤原竜也さんはかっこよかったです。
筋肉もりもりのがっしりした人がやるより、彼のようなちょっと小柄で童顔の人がやるほうがいいです。

でもあの生い立ち…。
なんか辛くなってしまった。

AYAKOさんは峰不二子さん設定だと思うので、ほかの登場人物も、もっとすっぱり明るくはちゃめちゃな設定だったらスカッと見られたんだけどなぁ。

とにかくあの境遇が切なくて、どよーんという気持ちになってしまいました。
自宅テレビでの鑑賞だったら、途中で観るのをやめていたと思う。

でも観終わってから、何度もこの映画のことを思い出してしまったのは、あり得ない設定の中であり得ないほど必死に生きてる鷹野の姿が、心を離れなかったから?

途中で観るのをやめたいと思った映画なのに、何度も思い出してしまう不思議な映画です。

あと。韓国の役者さんはすごいなぁーと思いました。AYAKO役の女性、とってもきれい。スタイルもばっちりで、日本人にあの
役をさせるなら誰かなーと考えたけど、ちょっと思いつかない。
でもわざわざ日本語を使ってくれなくてもよいのでは?AYAKOさんなんて、「つまんない男」ってひとり言まで日本語って…。
デイビッド・キムが、なぜ自分たちまで助けたのか問う鷹野に言った最後のセリフも、何て言ってるのかとっさにはわからなくて、え?なんて?って考えちゃったよ。
「ほんとうはあのとき、あの子のケツを見た」だ!と理解するまでちょっと時間を要してしまった。
日本語じゃなくて、英語でも韓国語でもいいから、字幕つけてくれたら良かったのに…。

鷹野さんが、しおりちゃんと結ばれて、穏やかで幸せな生活を送ってくれたらなぁと今でも願ってしまっています。

映画「愛と闇の物語」

淡々とした、寂しい映画でした。

第二次大戦後のエルサレムが舞台です。
戦時中のユダヤ人のお話はよく小説や映画になっていると思うのたけれど、イスラエル建国のときのお話は初めてです。

シオニズム運動とか、パレスチナ問題とか、とりあえずの予備知識は持っていたのでわかったけれど、それがなければ「なんのこっちゃ」という映画だったと思います。
とにかく暗いイメージがずーっと流れている映画でした。
自分の本が5冊全部売れたと喜ぶ父親と、その5冊を、父の友人の売れっ子作家の家で主人公が見つけてしまうところが、私にはとても寂しかったです。

監督・脚本・主演のナタリーポートマンはイスラエル出身なのですね。知らなかったです。

母を自死で失い、父と2人になったアモス
キブツで暮らす青年になった彼を父が訪ねるところで終わるのだけれど、最後まで悲しい雰囲気が漂う映画でした。

でも私はずっと、イスラエルではなくパレスチナ支持側なのです。特に最近のイスラエルはひどいように感じています。
ユダヤ人の苦悩は理解しつつも、この映画に入り込めなかったのは、そのせいかもしれません。

映画「モンテッソーリ子どもの家」

天皇誕生日
観客は私を含めて12人。

素敵なドキュメンタリー映画だと思います。
およそ100年前にローマの貧しい地区で開校したのが始まりだそうですが、
この映画の舞台は北フランス。

出てくる子どもたち、全員、ほんとにみんな、ぜーんいん美形。実はみんなキッズモデルなのでは…?フランスすごい…。
着てる服もおしゃれ~。ほんとにキッズモデルなのでは…。

子どもの自主性を大事にして、教師のいちばんの役割は見守り。
教師の声が意識的にとても小さいことにはびっくりした。
これまで教師は声が大きいことが特徴とまで思っていたから。

ここにある「道具」は本物ばかり。
子どものおもちゃといえば、プラスチックのおままごとセットみたいなのをイメージするけど、そういうのはないの。
本物のアイロン、本物のナイフ。子どもはそれを使ってオレンジをカットしたり、アイロンをかけたり、それぞれに興味のある「お仕事」をする。
テーブルには花瓶が置かれて、花をいける子どももいる。
割れるよ~ とつい心配になるほど、花瓶も水差しもコップもお皿も、ガラスや陶器のものばかり。
とにかくこの空間自体がコンランショップショールームみたい…。

そのショールームで、まつ毛の長~い、ふわんふわんの髪をした、美形揃いの子どもたちが、それぞれに静かに学びを楽しんでいる…。

素晴らしいのよ、ほんとに素晴らしいのよ~

けどここにいる子は、誰も鼻水を垂らしてないの。キャラクターがプリントされた、たらんたらんの服を着てる子もいないの。

素晴らしいのよ、ほんとに素晴らしいのよ…。

ネットで検索してみたら、このモンテッソーリの教育施設は日本にもあって、附属の子どもの家で、入園の募集受付をしてた。
入会料20万円+税
教育料4万8千円+税(月額)

そうよね、そうよね…そういうことよね…。

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『無理』奥田英朗

とても読みやすい群像劇です。
あぁこういうの、あるだろうなぁと一気に読めてしまいます。

さすが奥田さんと思うのですが、
救いのない話ばかりで、ほんとに「無理」!って感じです。
どこかの町に、実際にいそうな人たちのお話ばかりなのに、まさか死人まで出るとは…。

私は監禁される女子高生の話がいちばん良かった。彼女の未来が明るいものであることを願います。

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