映画「風と共に去りぬ」

午前十時の映画祭で観てきました。
たぶんこの機会を逃したら一生観ることはないだろうなあと思って。
だって四時間ですよ。そんなの、DVD借りても絶対観ないよ。

映画館には結構お客さんが入っていてびっくり。30人近くいたかも。

肝心の映画は。

とにかく壮大過ぎる…。
四時間の大作ということもあるんだけど、ほんとにこれ、1939年に公開された作品?驚きしかないです…。

そして主人公が嫌な女過ぎる。
いやいや、こんなヒロインいるの?
これ、第二次世界大戦中の公開映画だよね?
太平洋戦争突入間近の時の映画だよね?

信じられない…。
そりゃ日本が戦争に負けるのは当然でしょう。
こんなヒロインの、こんなスケールの大きい映画を当時の日本人が観たら、
絶対勝てるわけないじゃん!と思ったはず…。

それと、南北戦争ではリンカーンの北部が正義の味方で、南部が悪者みたいな印象があったから
南部が舞台になっているのがへぇ~っていう感じでした。

いやそれにしても恐れ入りました。
こんな主人公、ほんとに知らないよ。
普通に考えたら、ヒロインになるのはメアリーでしょう。
こんなヒロインの映画をつくっちゃうなんて、アメリカ凄すぎ。
しかもこんなに壮大なのに、「え?これで終わり?」というラスト。
大団円ではないところがまたなんとも…。

けれど、スカーレットはきっと故郷を元の豊かな土地にするはず。
そしていつかそこにレットも帰ってくるはず…と、ぼんやり思いながら終曲を聴いていたのでした。