おめでとう、稀勢の里。

初場所14日目。

これで白鵬がもし負けるようなことがあれば
そこで稀勢の里の優勝が決まる。

さすがにそれはないだろうけれど・・・
と、テレビ画面に注目。
貴ノ岩って、実はよく知らない。

あれ?
なんかテレビに映る貴ノ岩がかつての若乃花の顔に見えた。
あれ~この人、若乃花に似てるんだぁ・・・。
今度は白鵬の側が映る。

あれ?
一瞬だけど、白鵬貴乃花の顔に見えた。
え?白鵬って貴乃花に似てた?
今まで一度もそんなこと思ったことなかったけれど
その一瞬、確かに白鵬貴乃花に似ていると思ったのです。

若貴対決ってあったなあ・・・と思い出す。
あのとき、バイト先のお店でその一戦を見ていて
お客さんは
「そりゃ~若乃花が勝つだろう」
とみんな言ってた。
それは決して若乃花が強いということではなくて、
弟が兄を負かすわけにはいかんだろう
という意味での「若乃花勝利」だったのだけれど。

そして実際に若乃花が勝ったのだった。

そのときのことを思い出して
ということは、ここは貴ノ岩若乃花似)が勝つのかも・・・
などとぼんやり思う。
もちろんふたりは若貴ではないわけだが。

でもほんとに貴ノ岩が勝ってしまった。
ええ~っ!?と思うよりも先に、
「やった!」
思わず声が出た。

白鵬は大好きな力士だけれど、
そのとき、稀勢の里の優勝が決まったのだ。

稀勢、やった!
稀勢、やった!
稀勢、やった!やったやった!

すぐさま支度部屋の稀勢の里の背中が映る。

言葉少なに
「嬉しいです」
「感謝しかないです」
という稀勢の里

稀勢、やった~!

おめでとう、稀勢の里
涙が出たよ。
おめでとう、稀勢の里