「憲法のいびつな権利と義務のバランス」

石原都知事の辞任表明会見での発言。
 
憲法のいびつな権利と義務のバランスが害悪」
 
・・・なんですか、これ?
 
いったい彼が何を言っているのか、最初は意味がわからなかったです。
憲法には国民の権利ばかりがあって、義務が少なすぎる、という
つまりそういう意味でしょうか?
だから憲法を改正して、もっと国民の義務をしっかり定める、という
そういう意味でしょうか?
 
これ、おかしいですよね???
 
憲法って、そもそも国民をしばるものではなくて国家権力をしばるものでしょう?
確かに例外的に国民の義務についても定められているけど
それはあくまで例外で、
当たり前だけど国民の義務はほとんど書かれていません。
だってそれが憲法だから。
 
彼のこういう発言を聞くたびに怖くなります。
すごく勇ましいことを言うし
政府の弱腰外交(私はそうは思わないけど)を批判ばかりしてるし。
言ってわからない奴は武力でもって懲らしめてやればいいんだ、みたいなこと。
 
武力に走るんじゃなくて、武力に打って出ない努力をするほうがたいへんだし、たいせつだと私は思うんだけど。
これって弱腰?