橋本治さんが肺炎で亡くなったそうです。
まだ70才。
私が高校生だったとき、彼の書いた「桃尻語訳 枕草子」が話題になりました。
テレビ番組なんかでも取り上げられていたと思う。
古文がわりと得意な教科だった私は、
その単行本を買ってしまいました。
「春って曙よ!」
と始まるその枕草子は、でも私には、なんだかなあ~という感じでした。
枕草子自体がもともとそういうノリで書かれていたものらしく、
むしろその彼の現代語訳は清少納言の文体をよく表しているもの・・・らしいのですが、
「ナウい」とか「ださい」とかいう言葉まで飛び出す文章に
どうしても違和感がぬぐえませんでした。
というか、ほかには知りません。
よく考えてみたら、高校時代に買った単行本なんてそれだけかもしれないなあ。
今も実家にあるはずです。
70才なんて若いですよ。
ニュースを聞くまでまったく思い出すことはなかったけれど、
「枕草子」、読み返してみようかと思いました。