しっかり観ていなければ置いていかれる映画でした。
賛否両論あるみたいですが、私は良かったと思う。
主演の韓国の女優さんを、私は知らなかった。というか、ずっと日本人の女優さんだと思って観ていました。だって日本語上手だし。
英語も自然で、すごいなぁ~と思っていたら、エンドロールで韓国の人だと知って、え?そうなの?って感じ。
この女優さんがとても良かったし、松坂桃李も良かった。
上司の神崎さんの死に、彼や家族が苦しむところでは思わず涙が。
事実をベースにしていることはわかるけれど、実際に吉岡さんみたいなストイックな記者さんって、今もいるのかなぁ。
彼女が父親を自死で失った苦しみから、早く解放されてほしいと思う。
松坂桃李演じる杉原さんの自宅は超高層マンション。リビングにカーテンがなくて夜景がすごいわ…。さすが官僚さま…。
あと、前川喜平さんが特別出演(?)してて、この映画を現実のお話だと思わせる。
前川さんは安倍政権に言いたいことはいっぱいあるだろうし、加計問題の責任を誰も取らないままのことに大きな不満を持っているだろうと思う。
観る人の立場や、主義主張なんかでこの映画の評価は変わりそう。私はフィクションと割り切って、良くできた映画だなぁと思いました。