『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング

「去年読んだ本の中でいちばんおもしろかった本です」
と、知人がくれました。

最初に13問のクイズ。
これがおもしろかった。これだけでもういいかも、と思えるほど。
思い込みというのがいかに強いものか。
知識のアップデートをいかに怠っているか。
刷り込んでしまったイメージを覆すのは難しいんだ。
私の正解率は、チンパンジーより低かったです。

私に本をくれた知人は、
「『悪い』と『良くなっている』は両立する」という部分にいちばん感銘を受けたと言ってました。

著者は2017年に亡くなったそうですが、亡くなる直前までこの本の執筆に取り組んでいたそうです。
医師として貧困地域を精力的に回り、学生に教え、講演し、精力的に活動されていたことがわかります。
この本が机上の理論ではなく、さまざまな実体験を踏まえて生まれたことがわかります。

そして著者の言うように、この本にあるクイズの正解もどんどん変わっていくことでしょう。
思い込みは危険。データを「正しく」見る癖をつけて、データに基づいて「正しく」世界を見よう。

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